燃やせ エンタメ魂

パーフェクトヒューマンを演じ続ける男のブログ

歴史

エンタメ魂80

町田と2人、意気揚々と戦国無双の島へ出向き、毎日戦国無双のみを打っていた常連と3人でこの日も朝から6を己が手に掴まんと打ち出していく。 戦国無双はボーナスにほとんど設定差がなく、とにかく“重たい”という表現がぴったりで、BIGとREGを合わせても設定1…

エンタメ魂79

液晶の美しさは2019年の今のそれとは比べ物にならないものの、2007年当時はやはり4号機と5号機とではそれこそ圧倒的なビジュアル差があり、またそれに伴って音楽もより洗練されたサウンドが生み出されていった。 その中で台の持つ世界観と音楽がこれほどまで…

エンタメ魂78

2007年秋。ひとつの時代に幕が降りた。 寂しい気持ちに浸るよりも次の時代に目を向ける必要があった柳川や町田、井岡、そして菊池。 あれほどまでに絶望したはずの4号機の終焉、5号機の到来だったわけだが、思いのほか悪影響は少なく、むしろ一旦離れていっ…

エンタメ魂77

時はうつろいゆくもの。 その時その場所で見た光景はいつしか記憶になり、思い出とともに昇華されていく。その過程でそれはどことなく美しく、また、時に愛しささえ覚えさせる。 菊池の記憶にあるスロットとはまさにそういった類のもので、2019年現在、世は…

エンタメ魂76

「ただいまー!!」 長時間におよぶフライトを終え、日本に着いた菊池はもちろんその足でパチンコ屋に…向かう訳には行かず、楽器や1ヶ月分の荷物にお土産を大量に抱えて、足早に実家へと帰った。 便りがないのは元気な証拠とはいえ、さすがに1ヶ月も情勢の…

エンタメ魂75

イランでのコンサートを終え、ここからカタール、バーレーン、オマーン、クウェートと約1ヶ月にかけて全5カ国を弾き歩いた菊池。 アラブ湾岸諸国ツアーはこの先様々な出会いとトラブル、そして多くの感動に溢れたものとなる。 砂漠でバギーを走らせ靴の中が…

エンタメ魂74

日本より遠く離れた異国の地イランで日本の音楽を奏で終えて気分も高揚して迎えた夜。 「Hey!」 と話しかけてきたのは、スカーフを頭に纏ったアラブ人女性だった。これには皆で驚いた。 外交官からは「くれぐれもアラブ人の女性の方には接触しないように」…

エンタメ魂73

イランでのコンサートを終え、ホテルに戻ると翌日のフライトへ備えて荷造りをする…予定は変更され、超VIP待遇のある種警備の厳重な中、外交官やスタッフの目を盗みドラゴン龍原と小袋と3人でいわゆる夜の街へと繰り出した菊池。 夜の街へ繰り出す、とはいえ…

エンタメ魂72

音楽は国境を超えるとはよく言ったもので、言葉は通じずとも感情を共有することが出来る。 音に言葉の壁はなく、美しいハーモニーは世界共通であり、切れ味鋭いテンポの中でや駆動する音と音の重なりにはやはり感動が生まれる。 そんな経験を全世界でコンサ…

エンタメ魂71

アラブ湾岸諸国ツアーへは「MUSA」というチームを組んで回った。和太鼓、津軽三味線、箏のチームだが現在の「縁」とは全てメンバーが異なり、このツアーを行う為に集められた集団だった。 個々の能力は申し分なかったが、楽曲制作も含めて相当数のリハーサル…

エンタメ魂70

「お国柄」と一言で片付けてしまえばそれまでだが、やはり国によって風習や伝統は異なるわけで。 日本にある四季は、春には桜が咲き誇り、夏には海に山にレジャーが楽しめ、秋には色づく葉に想いを寄せて、冬には雪景色やイルミネーションまで味わえる。そし…

エンタメ魂69

アラブ湾岸諸国ツアーでの最初のコンサートの日がやってきた。 入念な日本でのリハーサル、そして入国後のリハーサルも無事にやり切り、夜の晩餐会も大いに盛り上がって迎えたコンサート本番当日。大きな問題が菊池の身に起きていた。 兎にも角にも「歯が痛…

エンタメ魂68

2019年現在でも、菊池は常にトランプを持ち歩いている。クローズアップマジックの中でもカードに特化しているからこそ、マジックを求めて貰った際に演じれない自分は許せないのだ。 最近ではパチンコ店で声をかけられてマジックすることも増えたので、見かけ…

エンタメ魂67

アラブ湾岸諸国ツアーでのスケジュールは割と過密であった。基本的には「移動日」「リハーサル日」「本番」「フライト&移動日」「リハーサル日」「本番」「フライト&移動日」と以下繰り返しながら工程をこなしていく。 「ワールドコンサートツアー」といえば…

エンタメ魂66

毎日規則正しく早起きしてはスロットを打ち、夜にはデータ取りをしてまた早起きをするサイクルから一時的に離脱して始まったアラブ湾岸諸国ツアーでの生活。 最初の入国はイランであったが、日本でスロットばかり打っている菊池がニュースから取り入れた「ア…

エンタメ魂65

20時間に迫ろうかという長時間のフライトを間近に控え、空港で待機する菊池。当時の相方である小袋聖志と落ち合い、コラボする和太鼓のメンバーを待っていた。 「渡航許可下りてよかったよね」 と小袋が言った。 「本当だよね!いや、でもむしろ下りてよかっ…

エンタメ魂64

スロットばかりに熱中していたわけではなく、2007年のこの年、菊池は生涯またとないであろう体験をすることになった。 一般的に日本人の海外旅行先といえば近場の韓国や台湾、常夏を所望すればグアムにハワイ、あるいはヨーロッパで食や美の旅を楽しむ人も多…

エンタメ魂63

2007年3月14日 AM 7:00 菊池伸城23回目の誕生日の朝 「おはよー!」 と勢いよく柳川に声をかけると更に勢いのある声で 「きくっつぁん、誕生日おめでと!」 と返事が返ってきた。 誕生日にスロットの列に並ぶ。 少しして町田、井岡と合流し、続々と他の客も…

エンタメ魂62

3月の柔らかな日差しに包まれ、桜のつぼみの開花を待ちわびながら歩く気持ちの良い昼下がり。菊池は一人、鼻歌を歌いながら歩いていた。 (目を閉じれば億千の星~一番光るお前がいる~明日はいよいよ3月14日か~) ホワイトデーは菊池の誕生日である。しかし…

エンタメ魂61

絶望視された5号機時代の到来。 初めての5号機「エヴァンゲリオン」は、コイン持ちがよく通常時にとにかく回るからお金が入らない。 お金が入らないからメダルも出ない。 出ないから面白くない。 4号機の爆裂時代には、「時速5,000枚」や「天井で1度当てるま…

エンタメ魂60

回るリールを眺めながら、おもむろに町田は話し始めた。 「いいかい、菊池くん、まず1枚役を構成してる図柄の組み合わせがね…次にボーナス優先制御を利用して演出との絡みを加味すると右リールにこの青いチェリーをここにビタして…」 やっとの思いで町田の話…

エンタメ魂59

2007年。 この年は5号機としての数多の名機が生まれ、全国のホールで立派にその地位を築き上げていった年と言える。 その中でも最高のスペックを引っさげてデビューを果たしたのが「ブーメランラッシュ」というRTを全ボーナス後に搭載し、絶妙な演出バランス…

エンタメ魂58

5号機の一時代を担ったハイスペックの名機達の中で、ここまでくると大方の予想では「あの機種」が頭に浮かんでるに違いない。そう、ボクシング漫画を題材にしたあの名機だ。 だがしかしその前にひとつ、どうしても語りたい名機がある。 【仮面ライダーDX 走…

エンタメ魂57

【スパイダーマン2】の導入からおよそ4ヶ月。 ついにまたハイスペック機と呼べる機種がホールデビューした。 【科学忍者隊ガッチャマン】だ。 同色BIGのあとには500ゲームのARTがついてくる。その他150ゲームのARTがついてくるBIG、REGも搭載されていて、ART…

エンタメ魂56

どんなに塞ぎ込んだ気分の日も、街で耳にした音楽で心躍ることもあれば、ふいにかけられた友の一声に気持ちが和らぐこともある。 それが信頼のおける人の言葉なら、なおのことであろう。 スロットにおいて全幅の信頼を置いている柳川のアイムジャグラーEXに…

エンタメ魂55

2006年暮れ。 1年を振り返るには少し寂しいほど、この年はスロット業界にとっては歴史に名を刻む機種たちの撤去にともない、巨星墜つといった印象が色濃く残る年の瀬となった。 それでも徐々にリリースされる新時代の幕開けを予感させる新星達の光は、これか…

エンタメ魂54

コポコポコポ… コポコポコポ… アクアビーナスのリプレイ入賞時の音を聞いては沖縄の海を思い浮かべていた菊池。 大学の卒業旅行で行った沖縄旅行の思い出に浸っていた。 しかし横で町田は相変わらずはしゃいでいる。 「菊池くん!もうリプレイ7連してるよ!当たっ…

エンタメ魂53

小役とボーナスの重複。 5号機の初代デビルマンより搭載された抽選方式であり、小役重複こそが飛躍的にスロットの面白さを高めていく原動力のひとつとなったことは言うまでもない。 過去にこんな出来事があった。 お琴の店山川の店主「山川」に4号機のジャグ…

エンタメ魂52

大学も卒業し両親を説得した菊池は、いよいよ時間のゆとりを確保してスロプロ生活に乗り出した。 演奏家、プロマジシャン、会社経営と様々なことに取り組みながらも、その全てを成し得るのにスロットは大いに役立った。 芸の道はとても険しく、一見華やかに…

エンタメ魂51

「スロットって楽しいよ」 スロットの魅力にどっぷり浸かっている菊池は、友人にもスロットの魅力、スロットの素晴らしさを二十歳の頃より布教して歩いていた。 吉宗撤去まで1年を切った頃。 この日も練習とストリートライブを終え、楽器を家に置いた後、駅…