燃やせ エンタメ魂

パーフェクトヒューマンを演じ続ける男のブログ

エンタメ魂2

世にこそ発表されていないが、菊池がはじめて書き下ろした楽曲は、大学1年の夏に祖母にあてて作曲をした「花火に寄せる夏の思い出」という琴の二重奏で、夏の夜空に浮かぶ美しい花火に垣間見える儚さを、わかりやすいメロディで表現したもの。
作曲の技量もなく、あまりにもシンプルな出来のために世に出ることはなかったこの作品だが…

 

お分かりいただけただろうか。
菊池はとにかく、昔から花火が、

HANABIが好きなのだ。

 

この頃になると【和音】という琴演奏グループを結成し、18歳の男3人が3面の琴で奏でるストリートライブは毎回70人から、多いときでは100人を超える大盛況ぶりをみせ、投げ銭の缶の中には時に1万円札が入ることもしばしば。15分で3万円を超えたこともあった。

 

圧倒的な「イケる感」は缶の中を見るよりもハッキリとした形で彼らの前に現れ、レコード会社からのオファーが、ただストリートライブをしてるだけの若者の所へ【6】社もきたのだ。


時代が良かった。津軽三味線吉田兄弟が邦楽界では異例の大ヒットを記録し、「和楽器」がカッコイイと若者にまで認知された時代。

18歳の彼らには未体験の接待、接待、接待につぐ接待。
たらふく高級中華をご馳走になり、その足でフィリピンパブやロシアンパブへ。なぜ普通のキャバク…

そして半ば強引にセッティングされたレコーディングでは、2泊3日で長野のペンションを貸切り、大勢のスタッフを従えてのレコーディング。本当に贅沢な経験だった。

のだが。
この時の贅沢な出来事への感謝はもちろんだが、その時から菊池はすでに、別のもやっとした思いを抱いていた…

第3話へ続く↓↓↓

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