燃やせ エンタメ魂

パーフェクトヒューマンを演じ続ける男のブログ

エンタメ魂13

4号機のジャグラーは、リプレイはずしの効果も絶大で平均382.6枚のメダルを獲得できた。通常時の小役奪取、リプレイはずし、これを完璧に行えると設定6の機械割107%の発表値が115.5%に跳ね上がる。

しかしこのリプレイはずし、目押しが出来ないと当然出来ず、しかも逆押しからテンパイしたラインで狙う箇所が変わり押し分ける必要があった。

 

町田と出会った頃の菊池には当然このスキルはなく、「リプレイはずし=カッコイイ」と憧れていたレベル。

 

「噂の菊池くん?」と話しかけてきた時、丁度ジャグラーを打っていた菊池と横で見ていた柳川。

「菊池くん、町田にはずしやってもらえば?」と柳川が勧め、お願いしたことで町田の計り知れないスキルを初めて菊池は目の当たりにする。

 

早々と2回目までのJACゲームを済ませ、残り24ゲームで3回目のJACフラグを引き、そこで町田にバトンタッチした。ここから3度目のJACKゲームを入賞させずに15ゲーム程小役を獲得することで枚数をアップさせていくのだが、このJACゲームを回避出来ないとその機会自体が消滅する。

 

町田にバトンタッチしたこの時、左リールのみ回った状態で、中リールには6番のBARが下段に止まり、右リールとあわせて斜めにリプレイ図柄がテンパっていた。

通常この場合は1番の7図柄を押す。1コマ早くても2-3コマ遅くても大丈夫という緩い目押しだが、7が2つあるジャグラー。目押しスキルのないものにとってはこれが厄介だ。

しかし恐ろしい程の目押し力、神目押しを持った町田。大花火の3度目のJACを代行で、何ゲーム残っていようとプレッシャーに負けたことは無くミスったことがないというレベル。

まさに朝飯前な話。

 

座ってものの2秒で、華麗にJACゲームがスタートした。

 

 

華麗に。

 

 

「あれ?」

 

 

と3人は顔を見合わせた。

 

「あ、ごめん、なんか勘違いして上段ラインにテンパってるピエロ狙っちゃった!」

 

町川が立ち上がって自分に驚きながら謝る。

 

一同腹がよじれる程に笑い、みんなで大笑いしたことで急速に仲は深まっていく。

お詫びにとブラックの缶コーヒー奢ってくれた町田。

この日が町田のビタ押し人生、唯一のミスとして歴史に刻まれたと同時に、菊池は人生で初めてブラックのコーヒーを口にした。

第14話へ続く↓↓↓

https://www.entamedamashii.com/entry/2018/10/27/171359