燃やせ エンタメ魂

パーフェクトヒューマンを演じ続ける男のブログ

エンタメ魂24

2004年も年の瀬になると、この年の夏に審査終了となった4号機規定の駆け込みで検定を通してきた台が多く発表されたが、ユーザーから厳しい評価を受けあまり人気を得ることが出来ずにいた。

それもそのはず、119%のハイスペック台が現役バリバリの中で、設定6で108%〜112%で勝負を強いられたメーカー。みなし機問題もあり、いつかは訪れるそういった名機達の引退に備えたメーカーやホール。しかし打ち手はまだ目の前にある熱に触れたいと願うのがスロッターの性であろう。

それは男女問わず、また老若も問わなかった。

この町田と話していたご婦人もまた、パチンコ、スロットに魅了された1人で、かつては漫画雑誌に登場したこともあるとか。

小平と名乗るその女性は六本木でBARを経営しており、それなりのお歳ではあるものの格別綺麗で、気品があり、物腰も柔らかかった。

 

「きくっつぁん、こちら小平さん。たまにノリ打ちしたりもする人で六本木でお店をされてるから、今度飲みに行こうよ」

と町田に紹介されたことで、菊池の人生は更なる拡がりを見せていく。

 

というのも、この時すでにマジックの仕事を始めていた菊池は活躍の場を求め、六本木や銀座に顔を出し始めていた矢先の出来事。

ある種の運命的なものを感じ、

「実は僕、マジシャンをしてて!」

と大きな声で言いたくなるのをぐっと堪えて、

「そうなんですね、是非行かせて頂きたいです」

とニッコリ微笑んだ。

初対面でいきなり食いつかないことが菊池の中ではとても大切なこととしており、良好な関係を築くために緩やかに接するポリシーがあった。

結果的に小平のお店に遊びに行った折、マジックを披露したことで小平のほうから、「様々なお客様にも見せて欲しい」と仕事になっていった。

そしてそのお店で初めてマジックを披露した「かおり」という女の子が、後に菊池が最初の会社設立をする際のキーマン、通称「きんたろう」との出会いを作ってくれるが、それはまた別のお話。

第25話へ続く↓↓↓

https://www.entamedamashii.com/entry/2018/11/07/175847