燃やせ エンタメ魂

パーフェクトヒューマンを演じ続ける男のブログ

エンタメ魂26

2005年  元旦

年が明け、菊池は親戚への挨拶回りもそこそこに「新年の演奏」を行っていた。この頃から三賀日は演奏の仕事をこなすことが多く、お正月はまさに稼ぎ時である。

演奏の仕事がひと段落して元旦の夕刻、菊池は足早にホールへと出向いた。お正月や元旦など関係の無いスロプロたちにとっては、稼働の上がる時期はそれだけチャンスで台が回ってくることも多く、稼ぎ時であった。

 

柳川を見つけ

「柳川さーん!あけましておめでとうございまーす!」

と声をかけると

「おう!きくっつぁん、あけおめ!ことよろな!」

と柳川は返した。柳川はそういう若者言葉を使いこなし、若い女の子たちを口説…割愛

 

いつの時代も、スロット及びパチンコは規制と開発メーカーの追いかけっこが行われており、実際に爆裂AT機と言われた時代は2001年の獣王発売から始まったものの、2002年の暮れには4爆裂仕様に規制が入って4.5号機となり、2004年の1月には万枚規制の4.7号機へと移り変わって行った。

この期間を考えると思いのほか時代の流れは早く進んでいくわけだが『パチスロ北斗の拳』が36万台を超えてギネス申請され、トータル60万台以上売り上げたように、パチスロ熱はどんどん加熱して行き、とてもユーザー離れが進んでいくようには見えなかった。

 

使徒が襲来するまでは…

 

この年ついにホールにデビューすることとなる5号機。計り知れない衝撃がスロットユーザーを直撃するまであと9ヶ月。

「5号機とは果たして…」

憶測が飛び交う中、スロプロ1年生の菊池はともかく、何年もスロットで勝ち続けていた猛者達には遥か遠くではあるが、確実に忍び寄ってくる雷雲がハッキリと見えていたのだろう。
菊池よりも年齢が5-7歳上の柳川、町田、井岡はスロプロとしての「これから」について真剣に悩んでいた。

 

しかし、そんな空気を振り払うようにホールでは次々と、今では考えられないようなイベントが連日行われており、この日は「ジャグラーでBIGを引くとビンゴゲームが回せ、揃えば北斗の拳の設定6が打てる」というイベントがあり、北斗の拳の6台並びの島が朝から閉鎖されていた。

菊池はノリ打ちでの天国残りや天井間際を打つことがほとんどであった為、【設定6】が確定している台を触ったことはまだなかった。

「設定6を打ってみたい…」というのはいつの時代でもスロッター達の夢であり、目指すべきところ。菊池は朝から「得意」のジャグラー変更判別攻略で柳川とキャッキャはしゃいでいた。

第27話へ続く↓↓↓

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