燃やせ エンタメ魂

パーフェクトヒューマンを演じ続ける男のブログ

エンタメ魂44

面白いニュースが菊池の耳に入ってきた。

「全国で初めて、低貸しのスロットコーナー(10円スロット)」が誕生したというニュースだった。

 

スロプロとしても2年が経とうとしている時期。どうせ勝つのだからレートは高い方が良いに決まっていると柳川たち皆で笑っていたが、2018年現在ここまで低貸しスロットが流行るとはこの時は思ってもみなかったようだ。

 

そんな2005年の年の瀬。

世間では朝青龍が史上初の7場所連続優勝を飾り、ディープインパクトナリタブライアン以来の、また無敗ではシンボリルドルフ以来の三冠馬となって大いに世間を賑わせた中、5号機デビューから4号機の終焉へ向けて動き出したスロット界にあって、柳川達はこの先の人生を案じていた。

冬の寒さがよりそれを強く感じさせたのか、あるいは過激な高設定バトルが4号機がスロプロ達にもたらした灯火の、最後の輝きに見えたか、毎月コンスタントに100万近い収支を上げながらもどことなく元気のない日々を過ごしているように菊池には見えた。

過激な4号機もまだまだ現役のこの時代にあっては、5号機のラインナップなど朝から「高設定!」の札が刺さっても夕方まで0回転などざらだった。

それが行く末の厳しさを物語っていたようにも映った。

だが、その実5号機の時代は、これより13年の長きに渡って繁栄を極めることとなる。彼らにとっても収支が上げられてスロットを堪能できる言わば「本当の狂乱の時代」は、これから約2年に渡って訪れるのだから、人生は面白くまさに究極のエンターテインメントなのだ。

ピンチと思われた時こそが最大のチャンスであり、そこを乗り越えて掴み取ることこそが醍醐味であるということを、歴史を振り返るとき菊池は思うのだった。

 

にほんブログ村 スロットブログへ
にほんブログ村

第45話へ続く↓↓↓
https://www.entamedamashii.com/entry/2018/12/01/230850