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パーフェクトヒューマンを演じ続ける男のブログ

エンタメ魂49

パチスロで月に30万円勝つ方法」

これは菊池が大学の卒業論文に掲げたテーマだ。

大学では経済学部に在籍し、ゼミでは統計学を学んでいた。

しかし、マジックのクオリティを上げるための心理学の授業以外、ほとんど大学には行かずにストリートライブやスロットライフに明け暮れていた菊池は、ついに卒論のテーマまでスロットを選んだのだった。

そして40枚に及ぶ卒業論文を、朝から大学内の自習室にこもり一日で書き上げて提出。内容は攻略雑誌と変わらなかった卒論に、ゼミの先生も

「きっとこの子はそういう方面の会社に就職するのだろう」

と思ったに違いない。仏の水野と呼ばれた心優しい先生であった。

 

そして見事一発でA判定合格したものの、その他の経済学における単位が足りず結果的に卒業は半年伸びた9月の秋となった菊池。

それでも足りない単位を「海外公演でいかに社会に貢献しているか」を学生課に訴えて補ってもらい、いよいよ卒業判定を得て両親に報告。

 

卒論片手に卒業後はスロットで生計を立てながらお琴やマジックを続けて行くと宣言し、父を説得した。

とはいえ、菊池の父は学生時代、両親が離婚していた為にロースクールに行く余裕がなく弁護士を諦めた過去があり、子供には好きなことをさせたいと兼ねてより思っていた為に、

 

「スロットか、わかった、いいよ」

 

と言って応援してくれた。

学生時代にお小遣い欲しさにコンビニでアルバイトをしようと思った時も

 

「本気で何かを学ぶならコンビニでアルバイトをしても構わないが、お金欲しさならお金をあげるからやめなさい。時間は貴重だ」

 

という教育方針だった父の支えもあり、好きなことに取り組み続けて今日の菊池は存在している。

 

そして2018年。

久しぶりに関東でのコンサートを迎えた菊池は両親を招待した。

1,500名のお客様が集まってくださり超満員の中、スポットライトを一身に浴びてのMC。

 

「今日こうしてこの舞台に立ち、皆様にお琴の音色を届けられることに感謝しています。それもひとえに、演奏家になりたいと伝えた時に反対するでもなく不安視することも言わずに、いいよ、応援するよ。と背中を押してくれた父、母、そしてずっと応援してくださる皆様のおかげです。本当にありがとうございます。」

 

と話し、感動を誘った。

が、それはまた別のお話として語るとしよう。

 

 

菊池が卒業を迎えた頃、ある機種がホールにデビューした。A+RTで脅威の117.4%の機械割を実現した名機。

そう、【スパイダーマン2】の登場である。

 

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第50話へ続く↓↓↓

https://www.entamedamashii.com/entry/2018/12/08/111710