燃やせ エンタメ魂

パーフェクトヒューマンを演じ続ける男のブログ

エンタメ魂53

小役とボーナスの重複。

5号機の初代デビルマンより搭載された抽選方式であり、小役重複こそが飛躍的にスロットの面白さを高めていく原動力のひとつとなったことは言うまでもない。

 

過去にこんな出来事があった。

お琴の店山川の店主「山川」に4号機のジャグラーの海老狙いを教えつつ、ジャグラーの打ち方をレクチャーしながら隣で打っていた時のこと。

ご存知の通り4号機のジャグラーにはチェリーとボーナスの同時成立はなく、チェリーが左リールに出た時点で「一殺」となる。

 

「おおお!ペカったぞ!」

 

と叫ぶ山川。

 

「やりましたね!」

 

と返す菊池。そして気がつく。

 

「あれ?山川さん、それチェリー出てるので、その前からペカってたんじゃ?」

 

「いーや!いまペカった!俺は見ていた!」

 

(そ、そんなはずないんだが…)

 

山川はこの頃よりチェリーとボーナスの同時成立、いわゆる小役重複の時代を予見していたのかもしれない。

 

まぁそんなわけはないが。

 

このジャグラーのチェリー重複を今現在堪能している方にはご理解頂けるだろう。

「お?ペカるかも??」

この感覚を、最大限に活かしたのがアクアビーナスだったと言える。

 

まず、ジャグラーにおけるチェリーは払い出しがある。そのため、次のゲームを回すか否かは打ち手が選べる。もちろんチェリーの払い出し、例えば4枚を手にその台を辞めても構わない。

それゆえその瞬間に、先にしろ後にしろGOGOランプを点灯させ告知をしてくれる。

「次のゲームに告知を持ち越すこともあります」

などとうたえば、

「じゃあもう1ゲーム回さなきゃいけないな」

となり、当たらなかった時のプレイヤーの

「おい、いまのメダル返せや!」

感は非常に大きいだろう。

これはその他のAT、ART機でチェリーやスイカを引いた後に

「どうせ当たんないだろうけど、一応回すかぁ…」

に通ずる。

 

こうした小役重複の中で、唯一プレイヤーが損した感情抜きに次のゲームに進める小役が一つだけある。

 

そう【リプレイ】だ。

 

この小役は次のゲームを回す以外になく、この小役によるメダルの払い出しは受けられない。

そしてこの「リプレイ」を小役重複の、いや、アクアビーナスの当たりのメインフラグとした上で、更に「リプレイやその他小役が成立している間は告知しない」ゲーム性にしただけでなく、当たるとリプレイ確率がアップする仕様にまでした。

これにより、強烈に面白さが増したのだ。

するとこうなる。

 

 

「まずはね、リプレイを引くんだよ」

と町田に促されるままに打ち始めた菊池。すぐさまリプレイを引くと

「はいきたよ!菊池くん!チャンスチャンス!」

と町田。

「いや、まっちゃん、チャンスって…リプレイなんかすぐ引けるじゃんよ」

と少し呆れ気味に返す菊池に返す刀

「いいから回して回して!」

 

次ゲームもリプレイ。

 

「おお!?さぁさぁさぁ!」

 

次ゲーム告知なし。ハズレ。

 

「あー惜しい!次いこ次!」

 

と町田が1人ではしゃいでいた。

 

菊池はわけも分からず、ただひたすらに回していたが、リプレイの度になんとも言えない「コポコポコポ」と鳴る水の中を空気が昇りゆくような音が、耳の奥で心地よく響いていた。

 

にほんブログ村 スロットブログへ
にほんブログ村

 

第54話へ続く↓↓↓

https://www.entamedamashii.com/entry/2018/12/16/142927