燃やせ エンタメ魂

パーフェクトヒューマンを演じ続ける男のブログ

エンタメ魂55

2006年暮れ。

1年を振り返るには少し寂しいほど、この年はスロット業界にとっては歴史に名を刻む機種たちの撤去にともない、巨星墜つといった印象が色濃く残る年の瀬となった。

 

それでも徐々にリリースされる新時代の幕開けを予感させる新星達の光は、これから先のスロット界を照らしゆけるのかを案じながら、ゆく年を見送り、くる年に思いを馳せた。

 

この年は「翌日のスロットを気にしない忘年会」が企画され、柳川、町田、井岡、菊池に加え、この年から時折交流のあった表賀や、かつてライバルとなりかけた他のグループも合流し、飲んで食って騒いで歌っての大忘年会となった。

 

柳川がすぐ真っ赤になり大して呑めないことや、井岡はソフトドリンクしか飲まないのに町田が酒豪でひたすらに呑めること。

歌う歌は若干皆ズレており、まるで分け隔てのないグループ付き合いなれど、2.3歳前後づつ、年が離れていることを菊池は感じながら、1番下の自分にも丁寧で優しく接してくれる皆の優しい人間性に心温まる思いで朝靄の中、帰路についた。

 

 

そして激動の2007年が幕を開ける。

絶望視された5号機のデビューだった2006年。

4号機が残る頃はまだそちらへ人が流れる傾向も強く、時折出てくる5号機を触りながら徐々に慣れていったユーザー達。

しかし後半になるにつれて攻略要素のある台や、機械割の高い、いわゆるハイスペック機が5号機にも登場したことで2007年のスロット事情は良くも悪くも様々な予測がなされた。

 

一つ言えることは、菊池にとってはこの年の「とある1ヶ月」がスロプロ人生史上最も稼げた月であったということだ。

しかしそれは暑い暑い夏の出来事。

しばしお待ち頂きつつ、2007年のスタートの話を聞いて頂こう。

 

お正月気分も抜けきらぬ1月初旬のよく晴れた月曜日。5号機史上最大のヒットシリーズとなるジャグラーシリーズの5号機処女作「アイムジャグラーEX」がリリースされた。

パネルに大きなピエロがあしらわれた筐体。

綺麗なLEDライトのGOGOランプは4号機のいわゆるジャグラーに使用されていた豆電球とは違ったが、5個のLEDライトを使用して4号機の「それらしさ」も表現されていた。

 

BIGボーナス中の技術介入要素はなく、誰でも固定でほぼ同じ枚数を獲得出来るため、かつて海老狙いをしていた菊池は触らずにいたが、柳川が導入2日目に推定6を1日中ぶん回していた。

 

データを取りに行った際に柳川と会った菊池は柳川に訪ねた。

 

「新しいジャグラーはやれそう??」

 

実にシンプルな質問であった。

 

「朝ノリをしてからだったけど、お昼からやって投資が1000円だったんだよ。つまり50枚。で、1日6500ゲーム程回して回収が1050枚。およその機械割が105%だから6の割通り出たってイメージだな。」

 

なるほど、明確な数値とともに菊池はキツイなと感じたが、柳川の答えは違っていた。

 

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第56話へ続く↓↓↓

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